お盆まで、約1ヶ月となりました。
私は、この3年、コロナ禍もあり、自然と人と会う機会が減りました。
その中でも盆と正月は、帰省して両親と会う機会を大切にしています。
親と離れて暮らしている人が。両親と会う残り回数
男女とも平均寿命を踏まえ、年2回しか親と会わないと仮定すると、下記のような式が成り立ちます。
(平均寿命ー現在の年齢×2回/年)=残りの親と会える回数
ちなみに、
男性の平均寿命は、81.6歳
女性の平均寿命は、87.7歳です。
(2022年厚生労働省)
例えば、父親の年齢が75歳と仮定すると
(81.6-75)×2=13.2回となります。
実際には、この間に、さまざまなイベントが起こります。
例えば、転倒し骨折をしたり、病気になって入院をしたり、やがて加齢に伴い介護が必要になることもあるでしょう。
その場合は、実際にお会いする回数はもう少し増えると思います。
一方で、心筋梗塞や脳梗塞などある日突然命を失う病気もあり、この場合は寿命通りだとすると、この回数に近くなるかもしれません。
これまで、当たり前だったことにいつしか終わりが来るのは、とても想像は出来ませんが、親の体力の衰えや姿勢の変化などは、私自身も実感しています。
その中で、貴重な帰省の機会をどのように使っていくのか、とても大切に感じています。
帰省で確認したいこと
1回あたりの規制で、皆さんは何日くらい宿泊しますか?
私は、大抵1泊〜2泊程度となります。
この間に意識してしていることは、親の健康状態と生活状態の確認です。
加齢に伴い、さまざまな変化が起こりますが、その中でも意識してみるポイントがあります。
それと共に、特に母親の精神面の負担や不安を確認しています。
そして、いずれくる介護や死に対しての準備を少しづつ確認しながら、それに対する気持ちの変化などを、その都度一緒に確認するようにしています。
価値観や思いは、誰しもが変わるものと考えながらコミュニケーションしています。
「介護」や「死」は起こるものだからこそ、ちゃんと準備しよう
「介護」や「死」をタブー視してしまうと、いざその場面になると、何をして良いか分からなくなります。そして、良くないことに本人の意向とは異なる選択をしてしまうことがあります。
これは、本人にとっても、家族にとっても幸せなことには繋がりにくいです。
だからこそ、普段からのコミュニケーションが大事です。
「介護」は多くの方が直面しますし、「死」は全ての方に起こることです。
だからこそ、備え、準備しておくことが大切です。
具体的に、どのような備えや準備が必要か、断片的な情報ではなく、体系的な情報をもとに進めていきましょう。
情報を吟味するための基礎を身につけよう
介護は、非常に多くの要素が関係します。
例えば、
・病気や障害とその種類や程度
・その地域の特性や文化と、資源の量や質
・経済状況や地域住民との関係性
・家族構成や家族との関係性
・仕事先の組織風土や職業特性
これらによって、どのような選択を取るのか大きく異なります。
そのため、例えばネットで見つけた、介護の情報や体験を鵜呑みにしてしまうのは、とても危険です。
まずは、これらについて、基礎となる知識を身につけることが大切です。
その上で、情報を吟味しながら、必要なものを取り入れたり、参考にしながら進めていきましょう。